2014年2月26日水曜日

京都には中坊進二の好きな仏像がたくさんありますが、なんと言っても一番は弥勒半跏思惟像(広隆寺)です。

四条大宮から味わい深い京福嵐山電鉄線に乗り太秦駅下車すぐにある広隆寺は、聖徳太子が建立したと言われる京都最古のお寺でもあります。今回の中坊進二の京都旅行の目的の一つは、広隆寺の弥勒半跏思惟像に会いに行くことにありました。国宝の第一号でもあるこの半跏思惟像は右足を左ひざにのせ、右手の薬指を頬にあてて微笑をうかべて物思いにふけるその姿は、東洋のモナリザとも究極の美とも言われ世界的に有名な仏像でもあります。弥勒半跏思惟像を含めて広隆寺には国宝に指定されている仏像が17体、重要文化財に指定されている仏像が31体もあります。中坊進二はすっかり弥勒菩薩を堪能したので、次に龍安寺の石庭を見に行くことにしました。白砂に15個の石が配置されている有名な枯山水の庭ですが、この石庭には四つの謎が秘められているといわれています。一つ目は庭石に刻まれた刻印が示すことです。刻印があるものの作者が誰なのかが謎なのです。二つ目は作者の意図が不明であること、三つ目は錯覚と遠近法を巧みに利用した計算しつくされた設計であること、四つ目は高く囲まれた土塀の持つ意味です。謎が龍安寺の石庭の美しさを引き立たせているのです。

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