2013年6月4日火曜日

中坊進二が京都の雨宝院に訪れるなら春

京都が大好きな私ですが、雨宝院には残念ながらまだ訪れたことがありません。雨宝院というからには6月のあじさいの名所なのかというと、そうではありません。雨宝院は知る人ぞ知る京都の桜の名所なんだそうです。ソメイヨシノが散り始める頃からさまざまな種類の桜が咲き乱れ、こじんまりとした境内の天井が桜で埋め尽くされてしまうほと。中でも4月中旬頃に淡い黄緑色の花を咲かせるとてもめずらしい桜があり、その桜は落ちる前に桜の花弁があかくなり、房ごと花が落ちてしまうそうです。桜の木の隣にある松は親王が参詣の際にこの松の下でにわか雨をしのがれたという言い伝えが残っています。有名なのは桜や松だけではありません。境内東南には染物をするとよく染まるといういわれのある井戸があり、夏の干ばつの時でもこの井戸は涸れることがないそうです。桜以外にも四季折々にいろいろな花を楽しませてくれる「花のお寺」としても有名な西陣にある雨宝院とはいえ、どうせなら黄緑色のめずらしい桜を見てみたい…と思うのは私だけでしょうか。

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