2017年4月30日日曜日

平安京の美しさを伝えてくれる遺跡「神泉苑」

日本的でリラックスしたい場所といえば中坊進二は京都を思い浮かべます。平安京の昔から存在している由緒ある寺社や土地は、それだけで踏み入ったときの空気の重みが違います。荘厳で美しい建物や自然の多い土地ですが、観光客が多すぎて行くだけで疲れると言う人も、実は結構な割合を占めています。それだけ栄えているという証なのですが、確かにゆっくりするには時期や場所を選ばないといけないことは事実あります。そんな時中坊進二は、比較的静かな場所に行ってみます。平安京遷都の同時期に、当時の大内裏の南、今は中京区に神泉苑という所があります。これは禁苑と呼ばれる天皇のための庭園として造られました。なので昔は一般人の立ち入れない特別な場所でした。今では東寺真言宗の寺院として、参拝客を集めていますが、行事のない時期はとても静かです。それほど観光客が居ないという訳ではありませんが、荘厳な空気の中では皆さんが静かに見学をしておられるので、非常にリラックス出来る場所となっています。また中坊進二がお勧めする時は、この中にある料亭も同時にお勧めしています。平安時代の昔に神泉苑で、貴族たちが船遊びをしていたと云われる池があるのですが、現代にも龍頭鷁首の船が浮かんでいます。まるで当時の貴族のような気分で船上で食事をいただくことが出来ます。平安の文化を間近で感じることは実はそれほど少なくはありませんが、この体験はなかなか出来るものでもありません。また、京都でちゃんと料亭でご飯をいただきたいけれど、価格に驚くことがあります。由緒正しい場所や交通に便利な場所はそれだけでも人気が高いのに価格まで高いとなると、もう大変です。しかし神泉苑なら驚くほどの金額でもなく、しかも由緒のある美しいお庭を見ながら優雅な時間に浸ることが出来ます。船上以外にもお部屋一つ一つに歴史を感じることが出来るのでとてもお勧めです。中坊進二は京都を訪れる人が多くなれば日本が活性化して、地域の活性にも繋がると思っています。しかし一方で、このような穴場となる観光地も時には必要なのだとも思うのです。

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