2017年1月3日火曜日

中坊進二の京都一人旅、浄瑠璃寺の魅力

京都の木津川市にある「浄瑠璃寺」には「一度は見たい、日本の秘仏5選」に選ばれた「吉祥天女像」という非常に美しい秘仏があることで知られています。中坊進二の京都への一人旅の目的もこの像を見るためのものでした。しかも浄瑠璃寺では「吉祥天女像」の公開は年に3回だけとなっているので機会を逃してしまうと、また来年にならないと見ることができないということにもなりかねないのです。 浄瑠璃時を実際に訪れてみると京都より奈良に近い場所で、静かな土地なだけに参道も自然に囲まれて「まるで極楽浄土へ向かう道のようだ」と表現されることも少なくありません。中坊進二が参道を歩いていて感じたのはなんだか懐かしいなという感情でした。このお寺は平安時代に流行していた阿弥陀浄土信仰の形式を今でも残しており、極楽浄土を再現したお寺としても有名です。 そして中坊進二の目的だった「吉祥天女像」は本堂の「九体阿弥陀堂」に安置されていました。1212年鎌倉時代頃に製作されたという像で、高さはわずか90cmほどとわりと小ぶりなものです。ご本尊の左横にあるお厨子の中にその美しい姿があります。秘仏とされているだけに彩色が今でもきれいに残っており、まるで人間のような肉感的な姿が魅力です。しかし服装は左右が全く対称的になっており、それもまた美しさを増している理由です。作者は不明となっているのもまた神秘的だといわれる所以なのでしょう。 また浄瑠璃時は紅葉の美しさでも有名なので、見ごろとなる11月頃に足をのばしてみるのもおすすめです。浄土式庭園をはさむように本堂と三重塔が並んでいますので、そのコントラストを楽しむのも素敵です。

0 件のコメント:

コメントを投稿