2016年12月8日木曜日

中坊進二の京都旅、大雲院へ

中坊進二の京都旅で、「銅閣」と呼ばれる大雲院に2013年の夏に特別公開された際に訪問したことがあります。 このお寺が建てられたのは天正15年で、正親町天皇の勅命で織田信長・信忠親子の菩提を弔うために建てられました。最初は烏丸二条にありましたが、豊臣秀吉の時代に四条寺町に移転しました。その後、現在の高島屋京都店の店舗拡張に伴い、1973年に東山にある寧々の道沿いの現在の場所に移転しました。 1973年にお寺が移転するまで、この場所には大成建設や帝国ホテルの創始者である実業家の大倉喜八郎の別荘「真葛荘」がありました。大倉喜八郎は、「金閣も銀閣もあるんだから、銅閣も作る」ということで、敷地内に祇園祭の山鉾をモチーフにした「祇園閣」という塔を建て、屋根を銅板葺きにすることで「銅閣」を造ったのです。独特の形状で天にそびえる祇園閣は、寧々の道からも眺めることができます。 大雲院の境内では美しい庭園や、織田信長・信忠親子の墓を見学しました。境内には石川五右衛門の墓もありました。祇園閣の高さは36mもあり、階段を上って最上部に出ると八坂の塔や京都タワーなどを眺めることができました。 大雲院の見学を終えた後は、中坊進二の次の目的地である知恩院に向かいました。 ちなみに四条寺町には、かつてこのお寺の境内にあった火除天満宮が残っています。中坊進二の京都旅で、別の機会にこの火除天満宮に立ち寄ったことがあります。今は鳥居と小さな祠があるのみですが、多くの人の信仰を集めています。

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